
天使か?悪魔か?笑いの関西か?空気感の関東か?拮抗した戦いとなった一戦!
新しい組み合わせで新境地を狙うも、歯車が上手く噛み合わずいつもの切れ味を欠いた
ミラクルアクトスターズ。主力選手を完全に外し、初参加選手達で果敢に挑むも、12分間の即興の壁を乗り越えることはできなかった
ソニックテイル。
この空気をまず変えたのが、開幕戦まさかの惨敗を喫した
デビルドリーム。ゆったりとした空気の中、観客の心に染み入るようにストーリーを紡ぎだす。全員のパス回しも、隙なく抜群の出来。転で投入の本郷小次郎がワンシーンで見事な繋ぎを決めた頃には、会場は悪魔達が作り出す温かい空気にすっかり魅了されていた。ラストも完璧に締め、これは勝負あったか?と思わせる会心作。
それに拮抗したのがラストを飾る関西からの天使達
ビッグエンジェルス。関西独特のテンポのいい、笑い満載のストーリーは多少の強引さもはねのけ、会場を爆笑の渦に。個人技王、原敏一が暴れれば、アミジロウがそれを繋ぎ、10代の怪物、川面千晶が会場を走り回ればまたアミジロウがそれを受け止める。笑いの中に、攻守のバランスが整った良作を作り出した。
審査は僅差ながら「空気感」のデビルドリームの勝利。昨年最下位の二チームが意地と進化を見せつけた一戦となった。

ミラクルアクトスターズ
起:テーマ「ひなまつり」副島・木戸・後藤
承:テーマ「タイムスリップ」副島・後藤・中川・にいみ
転:テーマ「姫の秘密」副島・後藤・中川・にいみ
結:テーマ「姫の願い」全員
ミラスタの定石、転での木戸の投入をやめ、起でいきなり木戸ワールドへ突入。副島&後藤の最強タッグでそれを受け止める作戦に出るが、世界が出来上がるのに時間がかかり、いつものキレが感じられない。承で中川&にいみに展開をゆだねるも、最初のつまずきが後を引き、盛り上がりきらぬまま結へ。最後に全員投入で話はなんとかまとまるも、ストーリーの完成度はいつものミラスタらしさを欠くモノとなった。

ソニックテイル
起:テーマ「花見」全員
承:テーマ「落とし穴」肥後 岩田
転:テーマ「眼帯の理由」山田 小山 関根
結:テーマ「そして一年後の春」関根 岩田 肥後
ソニックの二大柱、佐藤&山本コンビ、更にはchop、鎌地といったレギュラーメンバーを起用せず、ほぼ初出場メンバーで新生ソニックを試みる。更には監督もゼットン之村から鮒田監督へ電撃チェンジ。しかし、これらの革新が完全に裏目に!チームワークも見られず、ストーリーも転がらない。唯一の男、岩田選手と肥後あかね、関根かなが必死でストーリーを転がすも若さは売りとはならず仇になり、厳しい結果となった。

デビルドリーム
起:テーマ「卒業式」菊池 岩本 小川
承:テーマ「20年前」菊池 小川 岩本 タイソン
転:テーマ「ゆきが死んだ日」本郷 岩本 タイソン 小川
結:テーマ「それぞれの旅立ち」岩本 小川 菊池
起で唯一の女、菊池選手を幽霊にし見えない存在に。その見えない存在を四人の男達がそれぞれの関わり方で、見事に関係性をつくりストーリーを織りなして行く。小川選手が舞台ツラに座って演技していたのに象徴されるように、決して焦らずゆったりとストーリーを進めながら、ちょっと切ないストーリーを紡ぎだして行く役者力は圧巻。転で投入の本郷選手も見事な働きで12分間を完全にストーリーでみせきった。

ビッグエンジェルズ
起:テーマ「春休み」アミジロウ 松葉奈津子
承:テーマ「もうひとつの別れ(笑)」原 川面
転:テーマ「やっぱり美人が好き」原 松葉
結:テーマ「新しい恋(涙)」
起でアミジロウ&松葉がつくった真面目なストーリーを、承で原&川面のコンビが爆笑の味付け。転で原選手お得意の個人技祭りが炸裂し、それを結でアミジロウ選手がきっちりまとめ上げる。攻守のバランスよく、笑い満載のストーリーをまとめあげた。10代の怪物、川面千晶も大覚醒で舞台を駆け回り、会場を爆笑させた。